在学生、卒業生、保護者の声

卒業生

可能性とオープン・マインドを得た学園生活

山本 友樹 さん

  • ●1991年度卒業
  • ●音楽家。イギリス在住34年。
  • ●編曲代表作にFIFA ワールドカップ カタール2022 開会式・閉会式の音楽、映画『ハリーポッターと炎のゴブレット』作曲作品にはビートたけし・西島秀俊 出演の「女が眠る時」がある。

1989年、丁度4月のこの時期に私は帝京ロンドン学園に入学する為、英国に来ました。そして34年経った今、学園の裏にあるPinewood Film Studiosという映画スタジオに現在私のオフィスがあります。当然、そんな事になるとは当時の私には想像する事もできませんでした。3年間の帝京ロンドン学園生活で一番私が得たものはおそらく「可能性」と「オープン・マインド」でしょう。15歳で親元を離れたことも、英国人の先生に付きっきりで音楽を教わったことも、そしてまたロンドン近郊とはいえ、コンビニ一つない森に囲まれた環境で過ごし、考えたり悩んだりする時間が沢山あった事や、自分達で解決していく行程、その全てが詰まったこの時期があったからこそ、その後の人生の可能性、視野を広げ、何に対しても挑戦できる自分が生まれました。これは私だけの体験ではなく、同期には大手のギターメーカーに就職して世界中を飛び回っている友人や、素晴らしいシェフ、神奈川県警の統括になっている友人もいます。アメリカやメキシコで暮らしている後輩もいます。中・高校生合わせて50人しかいなかった当時を考えると、たくさんの卒業生が数々のユニークな分野で活躍しているようで誇りに思います。

2023年現在もこの辺りは昔と殆ど変わっていないわけであり、これからも帝京ロンドン学園が若者の可能性、視野を広げ続けていってくれると信じています。

※インタビュー及びプロフィールは、取材をした当時の内容です。

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