学びの特色

LEARNING

教科の特色

社会

本学園はロンドン郊外にあります。その立地を生かし、欧州の歴史、国際情勢を身近に感じることができます。多くの価値観が共存するこのイギリスでは、現地の方々との交流により異文化理解を深めることも出来ます。近代において大英帝国を築いたイギリスというフィルターを通して世界について学ぶことに大きな意味があります。

教科での学びについて

社会科は我々の日常生活に深く関わっています。また社会科の各科目は有機的に繋がっています。日本と欧州の比較、ダイナミックに変化するヨーロッパを感じながら、社会科を学ぶことができるのが本学園の特徴です。また自分自身で考えたり、他人の立場に立って考えたりする力もつけていきます。日英双方の軸を意識することで今までの世界の見え方が変わっていきます。

教科内トピックについて

イギリスで社会を学ぶこと

2022年度はエリザベス女王逝去というイギリスにとって大きな筋目の年でした。国歌、流通紙幣の変化などを実体験の中で生徒は体感しました。またイギリス国内への遠足や欧州への研修旅行で、授業で学んだ本物に触れ合うことができます。この体験的学習こそ、価値のあるものだといえます。イギリスの生活の中で、運転手不足でガソリンスタンドが一時的に閉鎖になったときには、生徒はイギリスのEU離脱問題を考えることもできました。欧州に行けば、英語が通じず苦労する経験もします。若い時の異文化体験は大きな財産となります。

歴史

歴史を学ぶことは、未来への指針を見つけることに繋がります。歴史はそれぞれの人物の物語でもあります。事実の積み重ねを学ぶ中で「なぜ」を追求しながら、歴史の真理に触れられるようになりましょう。多くの事象を学び、その理由や関係性を考え、その教訓を現代に生かすことが重要です。先人の叡智や失敗から学ぶ姿勢が大切です。

地理

世界はグローバル化が進みボーダーレスとなり、多文化共生の世界になりつつあります。地理はあらゆるものに繋がっています。日常生活での疑問を大切にし、主体的に考える力を養成します。歴史を学ぶ上でも地理的要因からひも解くことができる点が多くあります。日々の生活や研修旅行からも多くの気付きがあり、それを地理学習に取り入れています。

公共

これからの社会を創り出していく若者たちがこれからの世界と社会と向き合う力を養成します。少子高齢化、グローバル化、IT革命が急速に進む現代社会において、公共での学びは必須となるでしょう。またひとつの正解で満足するのではなく、様々な考えや答えの背景まで考えることを主軸としていきます。

授業紹介