卒業生の声

  • 2015年度卒業

    小平 理央

  • 2013年度卒業

    横田 隼

  • 2001年度卒業

    岩城 瑠美

  • 1991年度卒業

    山本 友樹

卒業生の声

Where there’s a will, there’s a way.

私は父の転勤の都合で、この学園へ転入しました。転入する前は、友人と離れる寂しさがある反面、イギリスに対する漠然とした憧れで胸がいっぱいだったことをよく覚えています。そしてこの学園は、そんな私の小さな憧れを未来へのステップへと変えてくれた場所だと思います。 まず、教科書を使って英語を学ぶことはもちろん、英国の新聞を読む授業から英語で学ぶことができ、イギリスの現地情報を自分の目と耳を通して知ることができました。そして、英語を介して自分の持てる情報の幅を広げることができ、本当の意味での英語の学習ができました。また、英国史の授業や校外学習などで、日本にいた時には気がつかなかった世界を知り、さらなる興味を持つきっかけとなりました。そして、世界の中心的都市であるロンドンは、そのような興味を持てば、とことんそのことについて勉強ができる最高の環境であったと思います。教科書を暗記するだけではない学園の授業によって、決して受け身にならず学習をすることができ、そのことが自分自身に広い視野と将来の目標を与えるきっかけになりました。 2015年の学園のモットーであった、「”Where there’s a will, there’s a way”  (意志ある所に道は開ける) 」 が実現できる学園での生活は、私にとってとても有意義な時間となりました。

小平 理央 / 2015年度卒業

上智大学 国際教養学科

卒業生の声

経験と挑戦にあふれた3年間

3年間の学園生活を振り返ってみると、多くの卒業生が言う通り、私自身もヨーロッパの文化を学び、仲間や親の大切さを実感することができました。そして何よりイギリスという国に居たからこそできた「経験」と「挑戦」が現在の私を形作っていると思います。地元のクラブチームでサッカーをし、日本とは異なる、激しくスピーディーなサッカーを直に経験することができ、ヨーロッパ遠征ではその国のサッカーの戦術や特徴を知ることで、自分たちのサッカースタイルを生み出すことができました。これはまさに経験から得られた技術とチームワークです。また、様々な国の人と関わる経験がコミュニケーション能力を高めることにもつながったと思います。 日本にいては知ることのできない体験、発見、考え方は、自分で行動しなければ知り得ないことです。私の挑戦する積極的な姿勢や何かを成し遂げたいという強い気持ちはこの学園で学んだ一番大切な事ですが、高校生という若さで多くのことに挑戦できたのも、学園のサポートがあったからこそです。日本の大学へ進学を考えていた私が、イギリスの大学へ進学を決めたことも、学園が企画した見学ツアーへの参加がきっかけとなりました。大学では何も分からないところからのスタートですが、学園での全ての経験が今の私の支えとなり、将来に向けて頑張り続けることができています。

横田 隼 / 2013年度卒業

Portsmouth University

Sports Management with Business Communication

卒業生の声

内面からの成長で得られた将来への道

中学2年生になり、自分の進路について考え始め、将来は世界で活躍できる仕事に就きたいと思い、ヨーロッパが好きな母の影響もあって帝京ロンドン学園への進学を決めました。 イギリスにある学園に進学すれば、語学を学べ、就職や大学進学にも役立つのではと単純に考えていましたが、実際に学園で学んだことは語学や勉学だけに偏ったものではありませんでした。英国で過ごすことで得られる広い視野、寮生活で得る規律や自分で考えやり遂げる自立心、寮での集団生活や様々な国の人々と関わることで得られるコミュニケーション力や協調性の他、四人兄妹の中で育った私が家族と離れて過ごすことで、家族の大切さや両親への感謝の気持ちを強く感じるようになりました。「鉄は熱いうちに打て」とはまさにその通りで、高校生という感受性と柔軟性に富んだ時期を学園で過ごせたことは、学業だけではなく、人間的に内面から大きく成長でき、将来設計においても 大きな影響を及ぼしました。学園生活の三年間で「世界で活躍できる仕事」から「世界共通の、人のため家族のためになる仕事」へと考えが変化し、英国で歯科医院に通ったこともきっかけとなり、医療の道を志し、歯科医師となりました。現在勤務している医院は外資系企業が周囲に多く、口コミで海外からの患者さんが来院して下さり、語学力が生かされています。
私の二人の妹は充実した生活を送る私をみて、同じく学園に入学しました。私達姉妹や卒業生が共通して言うのが、学園で過ごしたあの頃に戻りたい。それだけ人生において素晴らしい時間を過ごしたのだと思います。

岩城 瑠美 / 2001年度卒業

2007年度 鶴見大学歯学部卒業, 歯科医師

医療法人社団 丈秀会 理事

吉樹デンタルクリニック(東京都 港区) 副院長

卒業生の声

可能性とオープン・マインドを得た学園生活

1989年、丁度4月のこの時期に私は帝京ロンドン学園に入学する為、英国に来ました。そして27年経った今、学園の裏にあるPinewood Film Studiosという映画スタジオに現在私のオフィスがあります。当然、そんな事になるとは当時の私には想像する事もできませんでした。   3年間の帝京ロンドン学園生活で私が得たものはおそらく「可能性」と「オープン・マインド」でしょう。15歳で親元を離れたことも、英国人の先生に付きっきりで音楽を教わったことも、そしてまたロンドン近郊とはいえ、コンビニ一つない森に囲まれた環境で過ごし、考えたり悩む時間が沢山あった事や、自分達で解決していく行程、その全てが詰まったこの時期があったからこそ、その後の人生の可能性、視野を広げ、何に対しても挑戦できる自分が生まれました。これは私だけの体験ではなく、同期には大手のギターメーカーに就職して世界中を飛び回っている友人や、素晴らしいシェフ、警視庁の刑事になった友人もいます。アメリカで暮らしている後輩も沢山います。中・高校生合わせて50人しかいなかった当時を考えると、大きな数の卒業生が数々のユニークな分野で活躍しているのではないかと誇りに思います。
2016年現在もこの辺りは昔と殆ど変わっていないわけであり、これからも帝京ロンドン学園が若者の可能性、視野を広げ続けていってくれる事でしょう。

山本 友樹 / 1991年度卒業

映画音楽作曲・編曲家。イギリス在住27年。

編曲代表作に『ハリーポッターと炎のゴブレット』『私を離さないで』、作曲作品には2016年公開されたビートたけし・西島秀俊 出演の「女が眠る時」がある。