職員室だより

2015年度 卒業式

3月8日、学園にて第25回生29名の卒業式が行われました。

当日は小雪もちらつく寒い一日でしたが、在英国日本国大使館の総括公使兼総領事を始め、ご来賓の方々や多数の保護者、駆けつけてくれた卒業生たちに見守られながら、学園らしい心温まる卒業式となりました。

一人ひとりに卒業証書が授与された後、在校生からの送辞・卒業生からの答辞と続きましたが、英語と日本語で4人の生徒たちから披露された挨拶は、どちらも先輩・後輩と過ごした学園生活を振り返りながらの、深い想いが綴られていました。

最後には、在校生と卒業生が向き合って並び、練習を重ねてきた合唱を贈り合いましたが、涙涙で声が震え、想いのこもった歌声に式場全体が感動に包まれました。

(答辞より抜粋)

「ここに立つまでの3年間、信じられないほど多くの思い出があるのにもかかわらず、時間は思いもかけないほどに早く過ぎて行きました。そばにいることが当たり前だと思っていた先輩や後輩、そして仲間たちとこの学園で過ごす日々が今日で最後になると思うと、寂しさが胸にこみ上げてきます。

思い起こせば3年前、ここの場所で入学式を迎えた時は、強面揃いの先輩方に迎えられ、最初はとても緊張する日々が続いていました。しかし、そのような緊張はすぐに解け、実際に関わってみると心優しい人たちばかりで、あの先輩方と過ごした日々の中には、確かに濃密な時間が流れていました。気づけば毎日のように部屋に遊びに行き、ほとんどが他愛もない会話の中で、時にはサッカーの話、将来の話をすることもありました。団結力、統率力、包容力、多くの力を兼ね備えていた先輩たちは、いつもふざけているように見えて、時より見せる真面目な一面に、私たちにとっては、最も近い憧れの存在でした。縦の関係というよりは、まるで家族や兄弟のような環境を作っていくことができる、それがこの学園の持ち味だと思っています。

サッカーコースを選択した私は、入学から今まで、チーム内では一番不器用で、毎日練習についていくのに必死でした。練習中は上手くいかず、怒られる日々が続き、試合中には失点に繋がるようなミスを繰り返して何度も迷惑をかけてきました。サッカーをすることが辛い時期もありました。しかし、そばにはいつも腹を割って何でも話せる友達がいました。この3年間を通して、仲間というものは、自分を強くしてくれるということを心の底から感じることができました。プレー中は叱咤激励してくれ、そして部屋に帰れば色々な愚痴を聞いてくれる、どんな状況に陥っても、信頼できる、心を許せる仲間がたった一人でもいれば、それは一生の友になるのだと知りました。彼らのおかげで初めてこんなにも、サッカーに夢中になることができました。こんなに情けない自分でしたが、3年間一緒にサッカーをしてきてくれて本当に有難うございました。

サッカーにとても詳しい人、自分の意見は最後まで曲げない頑固な人、音楽に没頭している人、ゲームが大好きな人。趣味や考え方は違っていても自然と皆と仲良くなり、テスト週間になれば自然とみんなが集まって問題を出し合い共にテストを乗り越える。休日には1日中他愛もない何気ないことを話し、夜にはみんなで集まってフットサルをして一日が終わる。あんな幸せな日々がもう来ないことを考えると少し寂しいです。この3年間でみんなの追いかけている夢や、熱中しているものに僕も刺激を受け、小さな一歩だけれど、成長できたと思っています。」

それぞれが過ごした学園生活は決して楽しいことや幸せなことばかりではなかったと思います。それでも、仲間達と一緒にやり切り、大きく成長したこと、それを誇りにこれからの新たな道でも、自分達らしい歩みを続けてほしいと願っています。

3年生の皆さん、ご卒業おめでとう!

皆さんと出会えて、私たちもとても幸せでした。これからも学園の卒業生として、ずっとずっと応援しています。

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