英国だより

第83回目―エリザベス女王の公式誕生日―

6月11日は女王陛下の公式誕生日の式典が行われました。学園ではちょうど体育祭でしたので、残念ながらテレビでも鑑賞することが出来ませんでした。時に大粒の雨が降り、休憩を挟んだりしましたが、生徒たちと作り上げたプログラムは、無事すべて行うことが出来ました。年によってひどく暑かったり、寒かったり、雨が降ったりの天気ですが、今年は多少の雨とあまり寒くない運動会になりました。その時の様子は、学園のブログに紹介されています。保護者の方々もたくさんお越しいただき、会終了後のバーベキュー・パーティーまで楽しんでもらいました。ロンドンの天気はいつも話題になり、なかなか予想できませんが、当日の天気予報はよく当たる気がします。

 6月10日はセント・ポール寺院での特別礼拝。11日には軍旗敬礼分列式Trooping the colourが壮麗に執り行われました。一般の人々は内覧のチケットを応募することが出来るので、申し込みましたが宝くじと同様に当選しませんでした。その後、代わりになる行事の連絡もありましたが、それも外れました。12日はバッキンガム宮殿の前の大通りザ・マルThe Mallでストリート・パーティーが行われました。朝からニュースでは、1700個のテーブル、1600人のボランティア、10000人の方々が来ると説明をしながら、会場の様子を中継していました。ちょっと雰囲気を味わうために、セント・ジェームズ公園St. James’s Parkに出かけてみました。小雨模様でしたが、設置された巨大なスクリーンの前でBBCの中継を見ながら、マルに入れない人々が各自でパ-ティーを楽しんでいました。

 パーティーでは、女王がパトロンになっている600あまりのチャリティー団体に、参加者一人当たり150ポンドでチケットが販売されました。費用の高さが批判されましたが、特別なお祝い事、特別な席、さらに昼食付ということで、この値段になったのでしょう。確かに当日、英国ならではのピクニック、雨合羽、雨になりました。British style…with a picnic, ponchos and pouring rain.ピクニック・バッグの中身はアルコール飲料、スモーク・サーモン、パイ等Lunch bunch : The hampers include Pimm’s, smoked salmon and pork pies.でネットで見ることが出来、すべて英国製品です。Treats from all over Britain スーパーマーケットのマーク・アンド・スペンサーM&Sが協賛しましたので、新聞の全面広告で予告しました。THE PATRON’S LUNCH Celebrating THE QUEEN’S 90th BIRTHDAY  食品はスーパーで購入することができましたので、我が家も少々買って夕食に味わいました。息子も小学生のとき、女王即位50周年記念にあたり、学校の中庭でお祝いのパーティーをして、記念にティーカップを持って帰りました。

女王は21歳に父親のジョージ6世が死去されてから、王位につきました。そのときに宣言したことを今でも続けていることは、本当に素晴らしいことであり敬意を表します。「私は、私の全生涯を、たとえそれが長かろうと短かろうと、あなた方と我々のすべてが属するところの偉大な、威厳ある国家に捧げる決意であることを、あなた方の前に宣言する。」 “I declare before you all that my whole life, whether it be long or short, shall be devoted to your service and to the service of our great Imperial family. God help me to keep my vow.”

 さらに、女王は、フランス人の貴族が王となった征服王ウイリアムWilliam the Conquerorから43人目の君主となっています。エリザべス1世は、自分の立場を考慮し独身を貫き、イギリスと結婚をしたI am married to England.と言わしめました。 12日の会場では、孫であるウイリアム王子が女王を誇りに思うと述べました。また、女王は民衆に感謝するとともに「このことが12月まで続いたら、私はどう思うのでしょうか」と冗談を言って皆を笑わせました。なんとチャーミングな女王様なのでしょう。She ended with a joke, “How I will feel if people are still singing Happy Birthday to me in December remains to be seen.” どうぞいつまでも健康でありますように。God save the Queen!