英国だより

第46回目-100年祭・ポピー-

11月11日11時に終戦。毎年、10月下旬から人々の胸にはポピーの花がついています。先日、その儀式が終わりました。1914年に始まった第一次世界大戦は1918年に終わりました。それ以後、英国では戦争で亡くなった人々を想い出し、敬意を払うために日曜日に式典が行われます。戦場に赤く咲いていたポピーの花は象徴の印となっています。花びらの赤は血を、真ん中にある黒は避けられない戦争を、茎と葉の緑は希望を表しています。11月11日の記念日はRemembrance Dayとし、その日に一番近い日曜日Remembrance Sundayにエリザベス女王陛下が式典を挙行します。

見に出かけるのは難しいので、ビデオで式典を見せました。日本との違いを感じた生徒もいました。その後第二次大戦になり、いまでも兵士を戦場に送っている英国としてはなんとも大切な式典です。特に、今年は大戦開始から100年にあたり、ロンドン塔の堀に犠牲になった方々の数888246個をセラミックで出来たポピーを飾りました。見学をしに行った生徒たちが感動をしていました。その後、花は25ポンドで売りに出され完売しています。当日には学園でも11時に2分間の黙祷をしました。

毎年、クリスマス商戦のために各お店が広告を作り放映します。スーパーマーケット・セインズベリーの広告がまさに第一次世界大戦のときにドイツとイギリス軍が1日だけ停戦Christmas Truceをして、サッカーの試合をした有名な話を題材にしています。是非、Sainsbury’s ‘The story behind our Christmas ad’でご覧下さい。

確かに戦争は遠くなったように感じますが、いまでもどこかで紛争が続いています。10月研修旅行で出かけたベルリンは壁崩壊から25年が経過。生徒たちの感想文はほとんどが強制収容所についてでした。日本と違い、ヨーロッパの一員として過ごしている日々は日本と話題が違います。アフガニスタンからの兵士が撤退をする記事も読ませましたが、何が問題になっているのか、今後の世界情勢はどのように変わるのか、どのように貢献出来るのかを考察できるようになってほしいと願っています。これこそがロンドン学園で生活することの一つの意義かもしれません。