英国だより

第45回目-Malala・教育の力-

先日、今年のノーベル平和賞の受賞者が決まりました。そのうちの一人はご存じのようにタリバンに狙撃され奇跡的に助かり、現在バーミンガムに住んでいるマララさんです。学園にいる生徒たちと同じ年齢です。ユーチューブを利用すると彼女に関していろいろなスピーチを聞くことが出来ます。授業中に書き取らせたのは、Malala. Davis Beckham presents her with award for what she is. で6分26秒のものです。1999年から始まったITVテレビ番組「 Pride of Britain 2013 」のものです。新聞社Daily Mirrorがスポンサーになって、より良い世の中にするために努力した人々を選ぶものです。特に研究をしたり本を書いたりといった有名人ではなく、一般の人々から応募があり10月早々に優勝者が決まります。この番組は、その年に勇気をもって何かを成し遂げた人物を選び、賞を上げるものです。交通事故に合った友人を助けるとか、困っている人のためにチャリティーをしたとか、自らの困難に立ち向かった人々で、私たちが生きることの勇気をもらう番組です。毎年見ながら感動をしますが、昨年はデイビット・ベッカムさんがマララさんにトロフィーを差し上げていました。この文章はほかの場面でも見ることが出来ます。

One child, one teacher, one book and one pen can change the world. Education is the only solution. Education first.

「ペンは剣よりも強し」を地でいくような素晴らしいものでした。ちょっとパキスタン訛りのある英語ですが、実に立派に話をしていましたので皆で感心をしました。ちょうど彼女が書いた本「I am Malala」も販売され、最後の章でも書いています。生徒に紹介すると数人が早速購入して読み始めていました。先日、世界子供賞も贈られました。学園の生徒たちは本当に恵まれています。その恩恵を自覚し、さらにその先にある自分たちの責任を果たしてほしいと願っています。同時に、教師である私たちも生徒たちを導けるようにいろいろな場面で努力する必要があると改めて思いました。教育はいつの時代も大切です。ブレア元首相の公約は「Education, education, education」でした。大変なこともありますが、それに奉職できることを幸せに思っています。