英国だより

第29回目―王室に生まれて- Baby Boy

7月22日4時24分に男の赤ちゃんが誕生しました。世界のどこかで同時に生まれた子供たちもいたでしょうが、特に英国にとっては一大事でした。ほかでもないエリザべス女王の3番目のひ孫となったジョージ君が誕生しました。誕生するまで、そしてその後については今だに世界中のマスコミを賑わしています。

誕生はバッキングガム宮殿の広場に掲示されました。それはジェームズ2世からのならわしで、庶民が見ることが出来ました。Her Royal Highness The Duchess of Cambridge was safely delivered of a son at 4.24pm today. Her Royal Highness and her child are both doing well. もちろん英国でも大きな関心事でしたので、1学期の最後に生徒たちにどちらかを予想させましたが、なんと多くの生徒たちが男子誕生と記入していました。

今回は特に、1701年から男子優先になっていた世継ぎが、今年法改正して最初に生まれた子が次の王あるいは女王になるので余計に人々の関心が高かったのかもしれません。女王となる英国は栄えるとのジンクスか、あるいは男子が3代続かの話題でもありました。また、平民女性から生まれた子が王になることも350年ぶりとかでなにかと話題が多く新時代の象徴のような出来事でもありました。さらに、その経済効果は370億円との予想もあるくらいです。これからの王室はどのように時代に対応していくのか大いに関心があるところです。

子供の誕生は家族にとってもっと重要なことです。無事に生まれたことは親としてこの上のない喜びです。我が家も同様でした。ロンドン大学病院で出産をしましたが、特に異常がなかったために1日もしないで退院し、あとは自宅に助産婦さんが訪問して世話をしてくれました。無料とはいえ、なんとも合理的であり感心させられるシステムでした。 

さて、実はこれからが大変です。育児と教育は一生ものです。学園は生徒たちの成長過程においてほんの3年間しか一緒に過ごすことが出来ませんが、思春期の大事なときにここ英国にいて勉学しながら日々を過ごす重要性を改めて痛感しています。