英国だより

第24回目ーさくら、さくら and Londonー

今年も新入生を迎えました。いつも気が引き締まる思いがします。学園でこのロンドンで充実した生活になるように願っています。 

入学おめでとう。この地での青春は君たちのものです。

毎年、総会に参加するために3月に日本へ帰国します。先月は、例年になく桜が満開となり、日本の春を満喫することが出来ました。帝京大学本部の前にある川の淵に桜が植えられており、総会の時にはほぼ満開。近隣の人々が訪問し撮影したりお弁当を食べたりして鑑賞していました。ロンドンでももちろん桜を見ることが出来ます。自宅の近くにあるリージェントパークでは、バラ苑とテニスコートの近くに桜並木があります。5月ごろに八重桜が並木道いっぱいに咲き誇ります。気候のおかげでほぼ1か月近くも咲いているので、とても綺麗ですが、日本でいう可憐さやそこから生まれるいろいろな想いには結び付きにくいようです。20度の日本から帰宅すれば、どんよりとした5度のロンドン。粉雪が舞っていました。サマータイムも始まり、確実に春はやってきています。Spring
comes でなくSpring has come! まさにぴったりの表現です。

 一昨年話題になったExposure「解任」by Michael Woodfordの本を読みました。そこには英文法で教えた仮定法がふんだんに使われおり、教材にはぴったりのものでした。日本人であれば成しえなかったであろう事実がありました。その中で、彼の出身地がサムエル・ジョンソン博士と同じであったと書いています。博士は最初に英語の辞書を編纂した人物として有名です。私は毎年モットーを決めていますが、今年はまさに彼が言った有名な言葉にしました。 Our town was the birthplace of Doctor Samuel Johnson, one of
the greatest English writers, who famously stated, ‘ When a man is tired of
London, he is tired of life.’ 生徒たちにとって人生を味わうのには未熟かもしれませんが、それでも人生に飽きることのないロンドンに住んでいることへの価値を見つけてほしいと願っています。この1年間、また生徒たちと一緒にがんばりたいと思っています。