英国だより

第二十一回目ー英国を通して日本を見るー

謹賀新年

         今年もよろしくお願い致します。

 昨年は急遽日本に出張をしましたが、折しも総選挙のときでした。ご存じのように圧倒的に自民党の勝利に終わり、新聞やテレビ等で様々な方々が分析をしながら意見を述べていました。ロンドンでも投票が出来ましたが、日本の現状がよくわらず迷っている間に、投票することが出来ずにそのままに日本に行きました。野村克也さんの座右の名である「勝ちに不思議あり、負けに不思議の負けなし。」を盛んに聞く言葉でもありました。確かに的を得ていると感心しましたので、生徒に話をしてみようと思います。イギリスは議会政治発祥の地。何かと問題があるにしても、日本と比べれば多少健全な気がするのは欲目かもしれません。しっかりとかじ取りをしてほしいと願わずにはいられません。生徒たちにとっても英国を観察しながら自国の状況を知り、将来を考えられる人物になってほしいと思います。

 今や世界を見ながら、日本の今後を模索していくことがさらに必要になります。それは学園についても言えることです。高校は4月から新学習指導要領が実施となります。10年ごとに世の中の動きを見ながら内容が変更されますが、特に英語を教えている私にとっては大いなる関心事です。4技能を統合しながら英語で授業をするように指導しています。もちろん賛否両論がありますが、時代にふさわしいと言えるかもしれません。生徒たちを中心に据え、今まで以上に社会の流れを見ながら教育をしたいものです。

 イギリスの教育は日本のように10年ごとと決定しているわけではありません。ただし、GCSE(義務教育終了試験)の内容は5年ごとに変更をし、その時の情勢によって変わることがあります。先日もGCSEはまもなくOレベルに戻るとか。息子が受験する前年にA*が導入されましたが、それもまた見直されるとか。外国語が必要だとなるとすぐに導入されるのはさすがですが、対応する先生方には同情をします。

 ともかく政治にしても指導要領にしても、これからの日本を想いながら、新年にあたり「より良き日本」に少しでも貢献出来る人作りに努力したいと思いました。