英国だより

第十八回 ―文化祭から学ぶことは大きい―

第十八回 ―文化祭から学ぶことは大きい―

秋らしい気持ちの良い天気に恵まれて、10月6日に文化祭が行われました。各学年の企画あり、模擬店あり、日本文化紹介ありで生徒たちは大忙し。保護者の方々も来校して、お手伝いをしていただきました。人数が少ないだけに協力しないでは動かないものばかりです。例年のように様子がわからない1年生はもたもた。模擬店もちょっと指導を怠ると調理をしたことのない生徒たちは誤算。この料理にこの分量?!といった具合です。

 私はといえば、高校生の時には料理の手伝いもしないで母の弁当を当たり前のように持参していました。カトリックの女子高に通学していましたので制約も多く、厳しくて何をしたか思い出しても研究した事柄を展示して、ほんの少し模擬店を手伝った記憶があります。その時に先生は私をどのように評価をしていたのかを考えると、ちょっと恥ずかしい気分になります。

学園は人数に制限がありますが、企画も模擬店も自由に自分たちのアイデア次第です。学習とは違い、生徒の別の面を垣間見ることが出来る楽しい時でもあります。さらに、彼らたちの生活力を点検することが出来ます。指導力抜群にどしどし友人を動かしたり、皆のことを考えて陰ながら一生懸命に働いたり、時にサボって文句ばかり言ったりと様々な様子が展開します。気持ちよくお手伝いする生徒には、ついお願いが多くなります。文句を言って頼みにくい生徒もいます。気が利く生徒もいれば、言われたことも十分にしない生徒もいますが、すべてにおいて社会勉強の場です。

 学園は学校生活と寮生活という共同生活があります。自我が先に来ると、とたんに人間関係は上手に行きません。そのときには、ちょっと自分を変えてみる工夫が必要です。義務教育とは違い、高校生は自己変革することが出来る最後の時期であるかもしれません。暴力的であればそれを直そうと努力、自己中心的であればそうでないように努めることが必要です。学校行事とはそのように重大な意味があります。集団から学ぶことが多くあるので、学力とともに生きる力を身につけてほしい時でもあります。次は中間試験。それが終わればスペインに研修旅行。まさに「楽あれば、苦あり。」ですから、学園生活は自分次第で大いに充実するはずです