英国だより

第八回-東北の生徒たちと出会って

 新聞やテレビなどの報道でご覧になった方も多いかと思いますが、先日11月21日から25日まで東北3県にわたり震災に遭った生徒さん達を励ますために、
日本大使館が主催しましたサッカー選手16人と監督2人が学園に滞在しました。選抜チームのために、成田の空港で出会い、学園で練習をし、サッカーの聖地 Wembley
Stadiumで加藤久さんの監督の下に試合を行いました。学園のサッカーコースの生徒も歯が立たずに悔しい思いをしました。
 震災のことを生徒たち自ら語ったりはしませんでしたが、最後の別れの日に震災後すぐに援助にかけつけた加藤氏から話を聞きました。前半は震災のことで、
今まで報道で多少見たとはいえ胸が詰まる思いでした。そのような経験をしたにも関わらずに高校生たちは、はつらつとしたさわやかなプレーで私たちに感動を
与えてくれました。講話の後半では、サッカー選手ではなく人間として成長するように励ましてくれました。出会いを大切に環境を生かし、常に自分を高めるために
努力することの大切さを学園と東北の生徒たちに語ってくれました。残念ながら、全校生徒に聞かせることは出来ませんでしたので、後日私も授業で話をしました
が、あの先生の心動かされる話を上手に伝えられた自信はありません。それでも、生徒には「今を感謝し、日々努力」してほしいと願ってやみません。
 学園もこのような機会を与えていただき、深く感謝しています。サッカー選手だけでなく、私たちも楽しませてもらいました。教師としても励まされた1週間および
講話となりました。年末にあたり今年最大の贈り物であったように思います。心新たに、精進していきたいと思った次第です。
        今年も大変お世話になりました。
        どうぞよいお年をお迎えください。
        今後とも学園をよろしくお願い申し上げます。                

2011年冬にて