英国だより

第三回 がんばれない君へ

 義務教育を終了して学園に入学する生徒たちですが、背景に持つものはそれぞれ違います。最近は必ずしも両親が日本人とは限りません。ひとりっ子も多くなりました。 転勤族だった私は中学校だけ入学式と卒業式が同じ学校でした。北海道札幌から転校してみると九州福岡は独特の雰囲気を持つ場所でした。小学校のときに、同じ日本 でこのように人々が違い習慣も違うものか感心したものです。野菜にしても元気がよく長いなすに長いきゅうり、暑い夏には裸足で校舎を歩き、日焼けした人々に異国を思 わせるものがありました。この想い出の場所で教職が始まりました。
 それから時代は大きく変化しました。いつも質問されることが「生徒たちは変わりましたか。」です。鉄筆を持ちガリ刷りをしていた試験問題はパソコンを駆使し、コピーする ようになりました。答えは当然Yes!です。でも、変化しないものがあります。それはお決まりの「努力」です。どのような環境であれ、目標を持って努力することに時代の相 違はありません。教育は保護者の経済力が大きくは反映するという過酷な現実がありますが、それでもその中で何を学び努力するかはそれこそ生徒本人にかかっていま す。がんばれないには理由があります。さて、一体何でしょうか。冷静に自己分析を行ってみてほしいものです。それぞれの先生から授業中に必ず話があります。心を開 き、頑張る自分を見つけてほしいものです。
 もうすぐ夏休み。3年生にとっては大学受験に立ち向かう最後の時期でもあります。自分に負けず、将来の目標を持ってがんばってほしいと願わずにはいられません。 ドラゴン桜はまんざらドラマだけの世界ではありません。人生は甘くない!自分を大いに励まして乗り越えてほしいと思いつつ、暑い夏の思いを生徒に賭けます。がんばれ る君になるように願いながら。。。